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ANTENCHIchan

ANTENCHIchan

=皮膚炎について=

 アレルギーとアトピーは似ているようですが本来は区別して使用するそうです。
ここでは大まかにアトピーについて知っていることを書きたいと思います。

 「アトピー性皮膚炎」と診断するには判定基準があり、それぞれ該当する項目が規定数を超えると
「アトピー」と確定診断されます。しかし動物の場合、正確な診断ができないことも多く
特徴的な症状があると「アトピー」と診断されることがあります。

 アトピーの代表的な症状とはやはり皮膚のかゆみです。特にお腹や内股、わきの下が
かゆくかいたり舐めたりしていると皮膚が黒ずんできてしまいます(皮膚の色素沈着)。
また外耳炎が治らなかったり足先をびちゃびちゃになるまで舐めていたりします。

 症状を軽くしてあげるには原因となるアレルゲンを取り除くことですが、
全てを取り除くことは不可能に近いと思われます。
また自分の子は何に対して反応を起こしているか判らないと対応も難しいので
アレルゲンは何か調べてあげるといいと思います。
検査方法はいろいろありますが動物病院で「アレルギー検査お願いします」と伝えると
普通は採血をして検査センターに送って検査をしてくれます。

 結果を見ると花粉やハウスダスト、食べ物まで弱い反応から強陽性となるものまで様々です。
その中から排除出来るものは排除してあげてできるだけ症状がでないようにしてあげます。

 一番簡単なのは食事を変更することです。
これは私達飼い主が食べさせなければ体の中にアレルゲンを取り入れない訳ですから
ぜひとも実行してあげてください。
気をつけなければいけない事はフードはしっかり除去食をあげているのに
アレルゲンの含まれているおやつをあげているケースがあります。
口の中に入るもの全てに注意しましょう。

 次に私達ができる方法としてシャンプー療法があります。
体に付着したアレルゲンを洗い流してあげたり、皮膚炎ができている時は
薬用シャンプーで洗えば外用療法になります。
シャンプーは自己判断で選ぶより獣医師に相談の上、一番適しているシャンプー剤を
使用してあげたほうが治療効果も上がると思われます。
ただし、シャンプーの仕方次第ではかえって皮膚炎を悪化させてしまうことがあるので
初めのうちはプロの方にお願いをしたり、やり方をしっかり教えてもらってください。

 コツは、シャンプー前にしっかりとブラッシングをして毛玉を取り除きます。
毛玉が残った状態でシャンプーすると汚れが取れなかったりシャンプー剤が残ったりして
皮膚炎の悪化につながりかねません。
シャンプーは、十分にシャワーで全身を濡らしシャンプー剤をつけ薬剤を浸透させるため
5~10分くらいよくマッサージをします。
すすぎ残しのないようお腹やわきの下など特に念入りにすすいであげます。
タオルで水分を取ったらドライヤーを使用して完全に乾かします。
この乾かしが一番重要で半乾きにすると蒸れて皮膚の状態が悪くなります。
嫌がっても必ず乾くまでドライヤーでしっかり乾かしてください。

 めいちゃんもシャンプーが嫌いです。シャンプーを察知すると逃げ回って大変なので
短くカットしています。ほぼ坊主状態です。
でもシャンプーはとっても簡単だし、乾かしもあっという間に終わります。
これなら週1回のシャンプーも人間も負担にならずに済みます。

 あとは痒みに効くサプリメントがあるので飲ませてあげたり、お水を変えてあげたり、
空気清浄機の使用をしていてもかゆみがひどい場合は内服薬を投与してあげます。

 薬を服用することで副作用が気になる方もいらっしゃるでしょうが、きちんと先生の指示の元
内服していればかゆみに対して効果もあるし副作用も最小に抑えられると思います。
怖いのは指示通りに薬を飲ませないで途中で勝手に薬を止めてしまうことです。
飲んだり飲まなかったりする事がかえって服用期間を長引かせてしまったり
副作用発現のきっかけになったりします。

 最後にアトピーに一番悪いものは「ストレス」です。
なるべくストレスのない環境作りをし、また飼い主のストレスもわんちゃんにとって
ストレスと感じてしまうので我々人もなるべくストレスを溜めず穏やかに生活するよう心がけましょう。
いつも心配な顔でわんちゃんをみているより わんこと一緒にリラックスした時間を
「わんこマッサージ」で作りアトピーに負けない体作りをしませんか・・・




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